堪えてつかーさい

年配

焼け野原に立つ 影ひとつ

瓦礫の街に 朝日が差す

失くしたものを 数えながら

それでも歩く 人の群れ

涙を土に 落としたまま

誰もが空を 見上げていた

耐え難きを耐え 忍び難きを忍び

折れそうな心で 明日を探した

名もなき声が 風に重なり

静かな祈りが 国を起こした

白い息吐き 鍬を握る

冷たい指で 種を蒔く

終わりじゃないと 言い聞かせて

小さな灯りを 守っていた

遠い未来を 知らなくても

今日を生きると 決めた日々

耐え難きを耐え 忍び難きを忍び

消えそうな希望を 胸に抱きしめ

無数の足跡 道になって

静かな勇気が 時代を動かす

名前も残らぬ その背中が

歴史のページを めくってゆく

耐え難きを耐え 忍び難きを忍び

受け継ぐ光を 手渡すように

昨日の涙が 川になって

未来の海へと 流れてゆく

静かに響く 祈りの声

この国の朝は そこから始まる

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