閉ざされた空の下で

若者


午前四時のアパートの灯り
冷めたカップ麺の湯気もない
明日の約束 どこにもなくて
履歴書の白が ただ痛い


信じてた言葉も
誰の声も もう届かない
この街の雑音が
心を削り取ってく


閉ざされた空の下で
夢は静かに息を止めた
八方塞がりの夜に
何を祈ればいい?
手のひらの小銭握りしめ
自分だけを責め続けた
誰にも見えない涙が
路地裏に落ちて消えた


かつて描いた未来の地図は
雨に滲んで 形を失う
「頑張れ」なんて もう聞き飽きた
頑張っても 何も変わらない


スマホの光だけ
最後の友達みたいで
通知のない画面に
自分の影が映る


閉ざされた空の下で
夢は静かに息を止めた
希望のない朝が来て
窓の外が白んでく
誰にも届かない声で
心のドアを叩いてた
けど返事は風の音だけ
遠くへ遠くへ消えた


あの日見上げた青空は
どこへ行ったんだろう
笑ってた自分が
もう思い出せない


閉ざされた空の下で
ひとりきりの夜明けを見た
金も夢もすべて失っても
生きてる意味を探してた
八方塞がりの青年は
今日も歩き続けている
誰にも知られないまま
涙を飲み込みながら

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